| あじさい |
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| アジサイ(紫陽花)はユキノシタ科の植物で、日本では古くから栽培されていました。房総・伊豆半島・伊豆七島などの海岸にある日本産のガクアジサイが母種となって改良された園芸品で、野生にはありません。梅雨の湿度が高くうっとうしい時期に咲く花は、濃淡様々のコバルト色を呈し、見る人の心を和ませてくれます。花は大きな球状の散房花序につき、一つの花は飾り花からなり、4〜5片の萼片が大きく、淡い青紫色で花弁様になっています。ガクアジサイでは花の集まりの外周に飾り花がありますが、園芸種では全体が飾り花となっています。実際の花弁は非常に小さく、4〜5個ありますが目立ちません。また雄しべは10本ほどありますが、雌しべは退化してしまっているので、果実はできません。 アジサイの語言は集真藍(アズサヰ)の意からきていると言われています。アジは集まること、サイは真の藍、つまり花が青くたくさん集まって咲くという意味です。古く日本から中国に伝わったアジサイは、中国では天麻裏花あるいは瑪哩花と名付けられました。本家の日本では紫陽花や八仙花をアジサイの漢名としましたが、これは中国産の別の花であると言われています。 アジサイは中国からさらにヨーロッパに伝わり、西洋アジサイとかハイランドアジサイと呼ばれ、多くの栽培種ができて、日本に逆輸入されています。 アジサイの飾り花は解熱剤として利用することができます。6〜7月の花の最盛期に採集し、日陰干しにしてから保存します。1回に2〜4gを400mlの水で半分になるまで煎じ、これを服用します。 この他、アジサイの根を掘りだし、洗って土を落としてから日陰干しで乾燥させたものを煎じたり、あるいは熱湯を注いで振り出しにして服用するという方法もあります。 |