| あまどころ |
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アマドコロ(甘野老)は、全国各地の山林、原野、木陰に見られるユリ科の多年草です。アマドコロの根茎には甘味があり、根茎の形がヤマノイモ科のトコロに似ていることからこの名が付きました。他に開花期の地上部の形からキツネノチョウチンともいわれます。同じユリ科のナルコユリとよく似ていますが、茎の形状や花の付き方で見分けられます。アマドコロの茎には5~6本の稜があり、触ると角張った感じがしますが、ナルコユリの茎は円柱状でつるりとした感じです。またアマドコロの花は一箇所から1~2個下がりますが、ナルコユリの花は数個付き、花と花柄のつなぎ目が突起状になります。
アマドコロは4~5月に40~50cmに成長し、緑色一色か斑入りの葉を互生します。この葉の付け根から下向きに垂れ下がった、2cmほどの白色から白緑色の筒状花を一箇所につき1~2個付けます。秋から冬にかけて地上部の葉は黄変します。 アマドコロは山菜として、若芽や根茎をてんぷら、お浸しなどに使われます。また観賞用としても栽培されており、日当たりのよくない場所でも育つため、庭の木陰などに地植えされたりします。 薬用には根茎を用い、生薬名を玉竹(ぎょくちく)またはいずいといいます。夏から冬に根茎を掘り起こします。水洗いした後、細かい根などを取り除き、二つ割にして日干しにします。 粘液質にはオドラタンやフルクタンなどの多糖類が含まれます。 打ち身や捻挫には、根茎の粉末を食酢で練ったものを貼り付け、腫れや痛みが退くまで、繰り返し乾いたら取り替えます。 滋養・強壮には一日5~10gを煎じて服用するか、甘野老酒を一回20ccほど飲むとよいでしょう。 アマドコロは体液を補って滋養をつけるので、下痢、痰が多い、むくみなど水分代謝の悪い場合は必ず専門家に相談しましょう。
【アマドコロ酒の作り方】 |