あろえ

葉を利用

アロエはユリ科の多年草の植物です。関東南部から西の暖かいところでは戸外でも越冬し、高さも1メートル以上に育ちます。

関東から北の地区であれば、鉢植えにして冬の間は室内にとりこめば十分育てることができます。茎の先に穂が立ち、橙色の花が下向きにたくさん咲きます。花も綺麗で育てるにもあまり手がかからないので鉢植えにして育てている方もたくさんいらっしゃいます。園芸店では年中売っていますし、根本から出る芽を株分けしたり、茎の先を切って挿し木にすれば、簡単に増やすことができます。土は山砂に腐葉土を少し混ぜ、肥料としては油粕をたまに与える程度で十分です。

葉は多肉質で、先端と縁にとげがあり、うっかり触ると痛い目に遭います。そのわりには比較的脆く、強く触れると葉の途中から折れてしまいます。

薬用として用いる葉には苦味がありますが、様々な薬効があり、アロエのことを医者いらずとよぶことがあるほどです。この苦みこそが薬効であると思えば、我慢できないものではありません。

必要な時に生の葉をすりつぶし、でてきた汁を使用します。

アロエにはアロニン、アロエエモジンなどの成分が含まれています。

葉から摂った汁を毎日少量ずつ服用すれば、健胃効果があります。

外用すれば、抗菌作用があるのでやけどあかぎれひび水虫を治療することができます。

このアロエの汁を濃縮・乾燥させて粉末にしたものを蘆薈(ろかい)といいます。主に便秘の治療に使用します。同じ下剤の大黄のように通便後に便秘を招くことが少ないので、慢性の便秘の下剤として使用します。蘆薈は、刺激性の瀉下剤で、腸や骨盤腔に充血を起こすことがあるため、月経期・妊娠時・腹痛・痔出血・血便などの場合には使用しない方が良いでしょう。

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