| きんみずひき |
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| キンミズヒキは、各地の山野や道端で普通に見られるバラ科の多年草です。高さは1mくらいまで成長します。全株に長毛が密生し、羽状の複葉が互生します。この葉は大小様々な大きさで、葉柄のもとにはハート形の托葉が見られます。秋に実る果実は、その縁に内側に曲がった鋭い刺毛を持つ萼の中にできるため、側を通ると衣類などに実が付着し、落ちた場所で容易に発芽します。春先の若芽や若葉は、お浸した和え物、汁物の具として頂けます。 キンミズヒキの名は、黄色い小花が茎に沿って穂のように付いている様子が、金色の水引に似ていることから付けられました。実の性質からヒッツキグサと呼ぶ地方もあるようです。生薬名は龍牙草(りゅうげそう)といいます。中国にもシナキンミズヒキというキンミズヒキに似たものがあり、生薬名を同じ龍牙草ともいいますが、こちらは別の植物です。主に仙鶴草(せんかくそう)の名で知られ、止血薬・駆虫薬として用います。 キンミズヒキは、夏の開花期に根茎を含む全草を採取し、水洗いして細かく刻み、日干しにします。 成分としては、カテコールタンニンやフェノール性配糖体を含みます。 キンミズヒキは下痢や腹痛に煎じ薬として用います。乾燥させた全草8〜15gに400ccの水を入れて1/3になるまで煎じ、温かい内に服用します。 口内炎や歯茎の炎症には、乾燥させた全草5gに200ccの水を入れて1/2になるまで煎じたものを、冷ましてうがい薬として用います。1日に数回うがいすることで炎症による痛みや出血を抑えます。 |