| きつねのぼたん |
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キツネノボタンはキンポウゲ科の二年草で、日本全国の水田やあぜ道、小川、水溜まりなどの湿地に自生する我が国固有の植物です。4~7月に花弁が5枚の光沢のある黄色い花を付けます。果実は金平糖のような形をしていますが、これは実は果実の集合体で、一つ一つの種子は先端が鉤状に曲がっています。
キンポゲ科の植物はウマノアシガタ科の植物に類似しますが、キツネノボタンもウマノアシガタによく似ています。両者は葉の形で見分けることができます。キツネノボタンの根から出ている葉は3回3出で、小葉は2~3個の深い裂け目があります。これに対し、ウマノアシガタの根から出る葉は3個の深い裂け目があります。この他、キツネノボタンの方が花が小振りで、茎に生える毛もウマノアシガタが茎に垂直に生えるのに対して、キツネノボタンは斜め上方に向いて生えるか無毛です。またウマノアシガタは多年草で中国にも分布します。 キツネノボタンにはプロトアネモニン様物質が含まれ有毒です。セリに混じって生えていることが多いのですが、誤って食べると下痢を引き起こすので注意が必要です。 キツネノボタンの採取は開花期の4~7月に行います。 扁桃炎には、摘んで来た生の葉をよく揉んで大豆大に丸め、片方の手首の内側に貼り付け、その上にガーゼを当てて包帯で軽く巻いて一晩休むとよいでしょう。但し、液汁で一時的に皮膚がかぶれ、発疹が出ることがあるので皮膚が弱い場合はお勧めできません。 |