くるみ

種子を利用

クルミ(胡桃)はクルミ科の植物で、山地の平坦地より、斜面などの排水がよく、適度に水分を保つところによく生育します 。5月頃、新葉とともに雄花と雌花を別々に開き、秋になるとピンポン玉くらいの実が黄色く熟します。この実を採って、土に埋め、果実を腐らせ、種(いわゆるクルミ)を取り出します。

普通売られているものは、殻の薄い菓子グルミ(手打ちグルミ)です。これは二個のクルミを片手で同時持ち、力を入れて握れば殻が割れて、中身を取り出すことができます。

ところが山のクルミ(オニグルミ)は、外見はすべすべしていますが、殻が厚く、手ではもちろん上品なクルミ割り器でさえも割ることはできません。石や硬い木を下に敷いて、その上から金槌などでたたくことにより、やっと割ることができます。オニグルミの方が油が強いのが特徴です。

成分としては脂肪油やタンパク質、ビタミン類などが豊富に含まれています。

このようにクルミには豊富な栄養分が含まれており、生薬名を胡桃肉(ことうにく)といい、老人や虚弱者の滋養強壮作用に優れています。 足腰に力がはいらない慢性の腰痛には、クルミを1日5〜10g食べるか、杜仲の木の皮6gとともに煎じて服用します。 慢性の喘促や息切れにはクルミ5〜10gと、枸杞の実6〜9g、ふきのとう3〜6gを400mlの水で半分になるまで煎じて服用します。

慢性の便秘にはクルミ10gに少量の蜂蜜をまぜて、就寝前に服用すると一定の効果があります。

また長期間、少量ずつ食べることにより動脈硬化を防止することができると言われています。

この他、葉や茎から出る汁液には刺激性があり、水虫の菌を殺すはたらきがあります。

採取する際、人によっては果実にふれるとかぶれることもあるのでゴムの手袋などを着用したり、 食料品店でもよく売られているので、こちらで購入した方がよいでしょう。また葉や茎から出る汁を水虫治療に使う場合も、かぶれる人もいるので少量から試してください

食品の薬膳的はたらきくるみ

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