めぎ

枝・根を利用

メギは 、関東以西の山野に見られるメギ科の落葉低木で、特に蛇紋岩地帯に多く自生します。眼病の際、枝や根を煎じた液で洗眼するとよくなることから、目木(メギ)と呼ばれるようになりました。メギは高さ1.5mくらいまで成長し、枝には葉が退化してできた鋭い棘があります。そのため、地方によってはトリトマラズコトリトマラズコトリスワラズヨロイドオシなど様々な呼び名があります。1~2cmの倒卵形のすべすべした葉が短枝に群生します。4~5月、新しい葉とともに、黄色い小花を下向きに付けます。花は萼、花弁とも同じような黄色をしており、雌蘂を保護するように6本の雄蘂が付いています。雄蘂に触れると、雌蘂を包み込むように内側に傾く性質があります。秋には卵形の赤い液果を結びます。

薬用には枝や根を用い、生薬名を小蘗(しょうはく)といいます。必要な時に採取し、細かく刻んで日干しにします。

幹や枝、根には、ベルベリン、オキシベルベリン、ベルバミン、ヤトロリジンなどのアルカロイドが含まれます。これらは非常に苦く、黄色いのが特徴で、古くから殺菌性苦味健胃薬や染料として用いられています。

同じメギ科のオオバメギ、ヘビノボラズ、ヒロハヘビノボラズなどにも同様の成分が含まれ、代用品として用いられています。

目のただれ目の炎症結膜炎などには、乾燥した枝や根5gを煎じてガーゼで濾した煎液で洗眼するとよいでしょう。

健胃整腸には、乾燥した枝や根2~4gを水200ccで半量になるまで煎じたものを飲むとよいでしょう。但し、冷やすはたらきが強いので、冷えると症状が悪化する場合や、もともと冷え性のある場合は、専門家に相談してから使うようにしましょう

【(有)大川商店】トップへ