なんてん

果実を利用 じっくり時間を掛けて乾燥

ナンテン(南天)はメギ科の植物で、古くから、難転に通じ、魔除けとして庭に植えられています。常緑樹で、高さは2〜3メートルになり、冬の寒い時期に美しい赤 または白の実を付けます。

お祝いで赤飯を炊き他家へ配る時には、南天の葉をあしらう習慣があります。いつ頃からこのような習慣が生まれたのかは はっきりしませんが、これはお祝いの意味だけでなく、南天の葉に含まれるナンジニンという成分が 赤飯が傷むのを防ぐはたらきがあるためと考えられます。南天の葉を熱い赤飯の上にのせて、すぐに蓋をすると、熱と水分で、解毒作用のあるチアン水素が微量に発生することが分かっています。昔の人たちは経験からこのようなことを知っていたと思われます。普通、チアン水素は猛毒とされていますが、 南天に含まれているのは、極少量なので心配はいりません。魚を煮る時に、生の葉を千切って入れると、魚の保ちがよくなります。

12月頃に果実を採集して日干しにしますが、乾燥するには時間がかかるので十分時間をかけて干してください。

果実に含まれるアルカロイドのドメスチンに鎮咳作用があり、咳止めとして利用されています。

乾燥した実5〜10gを1日分として、400mlの水で半分になるまで煎じてから服用します。子供の百日咳には量を減らし、1日3〜5gにして、ハチミツや水飴などを加えるとよいでしょう。南天の実は作用が強いので量を過ごさないよう注意してください

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