| にら |
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| ニラ(韮)はニンニク・ラッキョウ・ネギの仲間で、ユリ科の植物です。8〜9月頃、花茎の先端に純白色6片の花被の小花を小球状に多数つけます。種子は扁平で黒色、果実の中に6個ずつ入っています。 ニラはアジアに広く分布しており、日本には古い時代に大陸から入って来ました。もとは栽培種のみでしたが、やがて野生化しました。ニラは現在もほとんどが栽培種で、野生のものは極わずかです。日本で特に栽培が盛んになったのは、終戦後です。旧満州からの引き揚げ者が中国の餃子を広め、これがニラ栽培を一層盛んにさせることになりました。現在ではビニールハウスでの栽培も盛んに行われ、一年中スーパーなどで手に入れることができます。 庭先に数株栽培するには、9月頃、株間15cmぐらいに根分けしたものを植え、11月頃と翌年3月頃、木灰か硫安(硫酸アンモニウム)を肥料として与えると良いでしょう。4〜5月頃、根本から刈り取り、肥料を与えてやると、間もなく軟らかい葉が出てきます。こうして1年に3回くらいは繰り返し収穫することができます。この時バケツなどをかぶせて光を遮ると、色が薄く軟らかい黄ニラを収穫することができます。 成分としてはニンニクのアイリンに似たものが含まれていると考えられていますが、詳しいことはわかっていません。 葉や茎は生のものを使用します。種子は9月頃、花が終わった後、種子が十分に熟して落下する直前に収穫します。種を収穫する場合には、葉は刈り取らないでください。 葉には強壮・強精・下痢止め・血行促進などの働きがあります。みそ汁の具、炒め物などとして利用すると良いでしょう。中華料理にレバニラ炒めがありますが、これはレバーの増血作用とニラの血行促進の働きをうまく利用した薬膳料理と考えることができます。 ニラの種は生薬名を韮子(キュウシ)と言います。足腰を温め、冷えによる次のような諸症状に利用されます。足腰の冷え・頻尿・夜間多尿・おりもの・インポテンツなどには韮子1日3回、1回30〜40粒をすり鉢ですりつぶし、これを白湯で服用します。 ★食品の薬膳的はたらきにら |