おおばこ

全草を利用

オオバコ(車前草)はオオバコ科の多年草です。車前草の名前が示すとおり、道のわだちを避けるように、道の中央部の盛り上がった所によく生えています。このような環境に生える植物を「踏みあと群落」と呼んでいますが、アスファルト舗装が増えた現在では珍しいものにさえなってしまいました。

6〜7月にかけて緑色の長い穂をのばし、目立たない小さな白い花をたくさん付けます。植物全体に比べて葉は広く大きいところから、オオバコの名前は大葉子からきていると いわれています。秋には黒い種を付けますが、湿気を含むとネバネバした液体を出し、服などに付いて遠くに運ばれます。

漢方ではオオバコの全草を車前草(しゃぜんそう)、種を車前子(しゃぜんし)と呼んで区別しています。

車前草は花が咲いている夏に採集し、水洗いしてから風通しの良い場所で日陰干しにします。車前子は秋に果穂が成熟した時に地上部を刈り取り、穂をたたいて種を落とし、これを日陰干しにします。

車前草にはアウクビン、プランタギニン、ホモプランタギニンなどが含まれ、車前子にはプランタザン、アウクビン、コリンなどが含まれています。

新鮮なオオバコを水洗いし、火であぶって柔らかくなったものを腫れものに貼 り、その上からガーゼで押さえておくと腫れがひきやすくなります。

車前草5〜10gを400mlの水で半分になるまで弱火で煎じたものを1日3回に分けて服用すると、利尿作用がありむくみ膀胱炎による排尿障害を改善することができます。

車前子は利尿効果だけでなく、去痰や咳止めのはたらきもあります。1日量5〜10gを200mlの水で半分になるまで煎じたものを、何回かに分けて服用します。

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