| しらん |
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| シラン(紫蘭)はラン科の植物で、山地の草原湿地などに野生する多年草ですが、山で出会うことは
極希で、自生地は限られています。野生のランはほとんどが栽培が難しい中で、シランは庭先でも簡単に栽培できる特異な存在です。5月頃、名前のとおり紅紫色の美しい花を花茎の先に数個つけます。最近では観賞用に品種改良され、色の白いものも見かけることがあります。 薬用には扁球型で白色肉質の球茎を使い、生薬名を白及(ビャッキュウ)と言います。 球茎は横に数珠つなぎのように連結してのびています。この球茎を地上部の枯れた秋から冬かけて掘り出し、皮を剥ぎ取り、茹でてから、日干しにして保存します。 慢性胃炎・胃カタル・胃潰瘍の吐血などに乾燥した球茎を5〜10g煎じて服用します。あるいは陳皮( ウンシュウミカンの皮)3〜5gやシャクヤクの根3〜5gを一緒に煎じて服用します。 気管支拡張で咳や血痰をともなう場合には、百合根や枇杷の葉も併せて使用します。 結核菌を抑制するはたらきもあることから、ニンニクなどと併せて使用することもあります。 止血薬として使う場合は、粉末にしたものをそのまま、あるいは生のハスをすりつぶしたものと練り合わせ、患部に貼って使用します。 |