| うめ |
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| ウメ(梅)は中国原産のバラ科の落葉樹で、奈良時代に薬用として日本に入りました。梅は春に先駆けて花をつけ、寒中じっと耐えることから慶事の花として門松などにも使われています。 がく片5、花弁5、1本の雌しべに多数の雄しべを持った花は、前年の枝に付き、芳香があります。多数の園芸品種があり、花の色は白・薄紅・紅色など、形は一重咲き、八重咲きなど様々で、果実にもそれぞれ特徴があります。 梅の木の寿命は長く、何百年にも及ぶものもあり、漫画『ガラスの仮面』の作中劇『紅天女』の絵の基になったのは、神戸の造り酒屋にあった梅の古木だとか。 食用としては和歌山県産のものが紀州梅として特に有名です。 万葉集の中では桜よりも多く詠まれており、親しまれて来ました。また梅の花というと思い出すのが学問の神様、天神様として知られる菅原道真です。京から遠く九州太宰府に左遷された時、故郷を思い「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘するな」と呼んだところ、梅が一夜にして飛んで来たという飛び梅は有名です。この故事にちなみ、太宰府天満宮を始め道真を祀る、全国の1万以上にもおよぶ天神天満宮には梅が植えられ、梅の名所となっています。 ウメは生薬名を烏梅(うばい)といいます。これは未熟で自然に落ちた青梅の皮をむいて、ワラを燃やした煤煙の中で干しあげたもので、色が烏のように真っ黒なところから名付けられました。烏梅は加工する手間が入りますので、家庭では梅干しを利用すると良いでしょう。 梅の成分は、クエン酸・コハク酸・リンゴ酸・酒石酸・オレアノール酸などで、殺菌・健胃・痰(きょたん)・鎮咳・消炎・止痛・止瀉・解熱などのはたらきがあります。 風邪(感冒)には梅干し1〜2個をガスの火で黒くなるまで焼き、これに熱湯を注いだものを飲みます。痰・消炎・解熱作用により風邪の症状を緩和することができます。 過労や暑気あたりによる食欲不振・倦怠感には梅干しを1日1個食べるか梅酒を1日1回30ccほど飲むと良いでしょう。
【梅酒の作り方】 ★食品の薬膳的はたらきうめ |