| わらび |
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ワラビ(蕨)はワラビ科の多年草のシダ植物で、日本をはじめ世界中に分布します。日当たりのよい山野や草地に群生し、樹木などで日陰ができると消滅します。酸性の土壌を好みます。冬には地上部が枯れてしまいますが、春になると若芽が出ます。草丈は1メートルちかくまで伸び、羽状複葉は2メートルほどにもなります。葉は硬く、葉の裏には軟らかい毛が生えます。根茎は直径約10ミリで、横に成長します。
ワラビを食用にするのは日本だけのようですが、平安時代には既に山菜として利用されていた記録が残っています。平安時代には漢名の微蕨(ビケツ)や和良比の当て字を用いていました。 ワラビは若芽を山菜として頂きますが、山菜の中でも灰汁が強く、食べる前に必ず灰汁抜きをしなければなりません。灰汁抜きの方法はいろいろありますが、一般的には、よく洗って長さを揃えたワラビを大きめの鍋に入れ、重曹または木灰を振りかけた後、沸騰した熱湯をたっぷりと掛け、新聞やビニル袋で蓋をして密封し、一晩置いてから水洗いします。ワラビには発癌物質のプロキロサイドが含まれます。灰汁抜きの処理過程で、プロキロサイドはほとんど分解されますが、一度に大量摂取しないように注意しましょう。 ワラビの根茎はデンプンが豊富で、わらび餅の材料のわらび粉でんぷんの原料になります。また上質の糊ができるため、和傘や提灯などの和紙を貼り合わせるためにも用いられます。 ワラビの採取は、地上部を春に、根茎を秋に行います。地上部はそのまま日干しし、根茎は掘り出したものを水洗いしてから日干しにします。 成分としては、アスパラギン酸やグルタミン酸などのアミノ酸、アストラガリンなどのフラボノイドが確認されています。 利尿効果やはれもののの治療期待して、地上部と根茎併せて10~15gを細かく刻んだものを、水100ccで1/3量になるまで煎じ、一日3回に分けて服用します。 |