中医基礎
| はじめに |
| 中医学(ちゅういがく)は、中国古代哲学であり、宇宙観である陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)を基礎概念とした中国伝統医学で、お薬・鍼灸・按摩・気功・薬膳などの治療方法があり、特徴的な診断方法を用います。 中医学が現代医学・西洋医学と大きく異なるのは次の三点です。まず、未病(みびょう)といわれる健康ではないけれども病気ともいえない心身の不調を見つけて治療するということ。次に、病気になったり、バランスの崩れている臓器だけをみるのではなく、身体全体ひいては心身全ての状態をみるということ。そして、疾病の予防も治療もみんな同じようにみるのではなく、個人をみるということ です。 これらの基礎となる大切な理論が中医基礎(ちゅういきそ)です。残念ながら世の中には、中医学や漢方は経験法で理論がない、という誤った考え方が広まり、また現代医学・西洋医学と混同して間違った治療が行われている場合も多々あります。しかし、よく考えて下さい。未病を見つけたり、心身全体の状態をみたり、また個人をみたりするには、基本となる理論が絶対に必要です。 ここでは、現代医学・西洋医学とは異なる理論から成り立つ中医学の基礎について、わかりやすく説明してゆきます。一般の方はもちろん、学校や独学で中医学を勉強中の方、復習したい方も、ぜひご活用下さい。 |
| 目次 |
| ■陰陽五行 ■陰陽 ■五行 ■薬性 ■気(性) ■味
■帰経 ■昇降浮沈 ■効能効果 ■整体性 ■食物禁忌 ■気血津液学説 ■気血津液学説・気 ■気血津液学説・血 ■気血津液学説・津液 ■気血津液学説・精 ■気血津液学説・神 ■臓腑学説 ■臓腑学説・六腑 ■臓腑学説・肝 ■臓腑学説・心 ■臓腑学説・脾 ■臓腑学説・肺 ■臓腑学説・腎 ■臓腑学説・蔵と蔵の関係 ■臓腑学説・蔵と腑の関係 ■病機・病因 ■病機 ■病因 ■病因・六淫 ■病因・七情 ■病因・飲食・労逸 ■病因・お血 ■痰飲水湿 ■内生の五邪 ■弁証論治 ■八綱弁証 ■八綱弁証・表裏 ■八綱弁証・寒熱 ■八綱弁証・虚実 ■八綱弁証・陰陽 ■気血津液弁証 ■気血津液弁証・気病 ■気血津液弁証・血病 ■気血津液弁証・津液病 ■臓腑弁証 ■臓腑弁証・肝・胆病辨証 ■臓腑弁証・心・小腸病辨証 ■臓腑弁証・脾・胃病辨証 ■臓腑弁証・肺・大腸病辨証 ■臓腑弁証・腎・膀胱病辨証 |