病理学

病気の原因になるものを病因(びょういん)といい、発病のメカニズムを病機(びょうき)といいます。

花粉症を例に考えてみましょう。花粉症の原因は現代医学的には花粉ですが、中医学では風邪(ふうじゃ)で、これが花粉症を引き起こすため病因となります。風邪をはじめとする気候変化や環境からの影響は、体表を保護する衛気によって人体への侵入が阻止されていますが、風邪が強力あるいは衛気が虚弱な場合、風邪が体内に侵入します。侵入した風邪は衛気と関連のあるの機能を失調させ、肺と関連のある呼吸器や皮膚に症状が現れます。風邪が衛気と攻防し、人体に侵入して肺の機能失調を引き起こす一連のメカニズムが病機となります。