陽常有余、陰常不足:陽は常に余り有り、陰は常に不足

ここでいう陽とはエネルギーや熱エネルギー人体の生理機能を、陰とは体液や血液生理機能に必要な基本物質を指します。

生命活動が続く限り生理活動は絶えず営まれますが、基本となる物質がなければ生理活動を営むことはできません。つまり生きるということは常に陰を消耗するということ。陰は消耗しやすく、また補うにも時間を要します。

健康であれば陰陽はバランスよく保たれています。しかし、異常気象、不規則な生活、食餌の不摂生、過労、ストレス、心労、加齢などは陰を消耗させやすく、容易に陰陽のバランスが崩れます。

陰を消耗すると相対的に陽が強くなり、のぼせ・ほてり・微熱などの熱症状の他、心身が興奮しやすい状態となり、口の乾き、筋肉の痺れ・痙攣・震え、めまい、動悸、イライラ、不眠などの症状が現れます。

不足した陰を補うのは食餌です。牛肉・豚肉・鴨肉・レバー・豚足・いか・赤貝・あわび・白菜・ほうれん草・小松菜・トマト・やまいも・ゆりね・大豆や大豆製品・黒ごま・ナッツ類・オリーブ・梅・クコの実・レーズン・ゼラチン・甘酒・黒糖・氷砂糖・はつみつなどは陰を補います。原則旬のもので補いましょう。

運動不足は問題ですが、過度の運動や肉体労働も陰を損ないます。目の酷使、脳の酷使も同様です。疲れる前の休養と十分な睡眠確保も心掛けましょう。