精気奪則虚:精気奪われれば則ち虚す

精気とは気血津液(きけつしんえき)など生命活動に必要なものをいいます。

とは人体に必要なものが不足した状態をいい、多かれ少なかれ、病に罹れば精気を損傷した正虚(せいきょ)の状態になります。

ひどい下痢の後、倦怠感や脱力感、皮膚の乾燥が見られるのは、下痢によってエネルギーや体液を損傷したことが原因です。また手術で病巣を取り除いて病気自体は完治しても、体力や気力が回復せず、社会復帰に時間が掛かるのも精気の損傷が原因です。

特に急性で激烈な症状や、大病、慢性疾患などは精気を損傷しやすく、生理活動が低下して心身に不調が現れます。病中、病後の倦怠感、疲れやすさ、息切れ、動悸、めまい、食欲不振、不眠、気力低下などは精気の損傷によるものです。

けがや病気の治療は、それだけを治療するのではなく、身体全体をみて不足を補うことも重要です。