漢方金言集
2009年9月より、泰生堂薬局の店頭にてご紹介していた漢方金言集。皆様のご要望にお答えして、バックナンバーを閲覧できるようにしました。
ここでいう陰証(いんしょう)とは虚寒証(きょかんしょう)のことで、熱エネルギー不足により体を温めることができず、冷えや冷えを伴う不調が現れるものをいいます。
(掲載日:2019年12月 7日 / 更新日:2019年12月 7日)
ここでいう陰とは陰寒(いんかん)を指します。
(掲載日:2019年11月 8日 / 更新日:2019年11月 8日)
ここでいう陽とは陽熱(ようねつ)を指します。
(掲載日:2019年9月 7日 / 更新日:2019年11月 8日)
中医学の基礎である陰陽論は、陰と陽、相対する性質の2つのものが平衡を保ちながら絶え間なく変化し、万物を生長、発展させるという理論で、陰陽は互いに対立し、協力し、増減し、変化をしていると考えます。
(掲載日:2019年8月 8日 / 更新日:2019年8月 8日)
中医学で考える人体の構成成分は、エネルギーや熱エネルギーである陽気と、体液や血液である陰血です。
(掲載日:2019年7月 9日 / 更新日:2019年7月 9日)
ここでいう陽気は熱エネルギーを指します。
(掲載日:2019年6月 8日 / 更新日:2019年6月 8日)
中医学の診断のひとつに、病を陰証(いんしょう)、陽証(ようしょう)という陰陽のグループに分類する方法があります。
(掲載日:2019年5月 8日 / 更新日:2019年5月 8日)
心身が健康な状態にあるのは、陰陽のバランスが保たれているからです。
(掲載日:2019年4月 9日 / 更新日:2019年5月 8日)
生理・病理・診断・治療法則・治療方法・処方など、中医学の全ての理論に一貫して重要なもののひとつに陰陽があります。
(掲載日:2019年3月 8日 / 更新日:2019年5月 8日)
正常な生命活動が行われるためには陰陽のバランスが大事です。
(掲載日:2019年2月 8日 / 更新日:2019年5月 8日)
中医学の基礎理論のひとつである陰陽論では、冬と夏、寒と熱、右と左、臓と腑、静止と活動というように、相反する性質の陰と陽が存在し、陰陽が対立や転化することで、自然界の営みや生命活動が維持されると考えます。
(掲載日:2018年12月 8日 / 更新日:2018年12月 8日)
ここでいう「水」は体液である津液を、「光」とは熱エネルギーである陽気を指します。
(掲載日:2018年10月 6日 / 更新日:2018年12月 8日)
中医学の基礎理論のひとつである陰陽論は二元論で、相反する2つの物質である陰と陽が存在することで、人体を含め世界全体が成り立っていると考えます。
(掲載日:2018年11月 8日 / 更新日:2018年12月 8日)
中医学でいう神(しん)には広義の意味と狭義の意味があります。
(掲載日:2018年9月 8日 / 更新日:2018年9月 8日)
「濈」は水が外へ流れ出るという意味で、「汗出濈濈然」とは、汗は止めどなく流れ出る状態を表しています。
(掲載日:2018年8月 8日 / 更新日:2018年8月 8日)
「風」とは気候変化のひとつで、空気の流れだけでなく、それを起こす気圧変化も風と表現することができます。
(掲載日:2018年7月10日 / 更新日:2018年7月10日)
中医学でいう「痰」とは、水分代謝異常によって形成された病理産物を指し、有形の痰、無形の痰の2種類に分類されます。
(掲載日:2018年6月 8日 / 更新日:2018年7月 5日)
空腹を感じるのに食が進まない。一般には胃の不調が原因と捉えがちですが、中医学では胃だけでなく、腎の機能失調も原因になることがあります。
(掲載日:2018年5月 8日 / 更新日:2018年5月 8日)
少年という言葉に用いられるように、「少」には少ないの他、若い、初々しい、元気な、という意味があります。
(掲載日:2018年4月 7日 / 更新日:2018年4月 7日)
「徹」には、突き抜ける、引っ張るという意味があり、胸の激しい痛みが背中まで及んだり、反対に背中の痛みが胸まで及ぶことを意味します。
(掲載日:2018年3月 9日 / 更新日:2018年3月 9日)
「百病」とは様々な疾病、「祟」とは鬼神が祟るという意味で、多くの疾病の発生と進行には痰が関係していることを表現した言葉です。
(掲載日:2018年2月 8日 / 更新日:2018年2月 8日)
「百病」とは様々な疾病のことをいい、「気」とは物質的エネルギーと、臓腑、器官、組織、経脈などの機能そのものをいいます。
(掲載日:2018年1月11日 / 更新日:2018年1月11日)
ここでいう「声」とは、話したり歌ったりする時に使う声のことではありません。
(掲載日:2017年12月 8日 / 更新日:2017年12月 8日)
「四時」とは四季、「気」とは気候を意味し、「四時不正之気」とは異常気象をいいます。
(掲載日:2017年11月 8日 / 更新日:2017年11月 8日)
「嬌嫩」とは華奢、「形気」とは形体と生理機能という意味です。
(掲載日:2017年10月 7日 / 更新日:2017年10月 7日)
色とは色や光沢のこと、気とは内臓の持つエネルギーや機能を指します。
(掲載日:2017年9月 8日 / 更新日:2017年9月 8日)
気には2つの意味があります。
(掲載日:2017年8月 8日 / 更新日:2017年8月 8日)
お餅を火で炙るとぷ~っとふくれます。
(掲載日:2017年7月11日 / 更新日:2017年7月28日)
「病膏肓に入る」というと、物事に熱中してどうしようもない様をいいますが、本来の意味は違います。
(掲載日:2017年6月 8日 / 更新日:2017年6月 8日)
自然界には風・寒・暑・湿・燥・火(熱)の6つの気候変化があります。
(掲載日:2017年5月 8日 / 更新日:2017年5月 8日)
「とぼそ」とは開き戸の支えのことで、この部分は戸の開閉の際、常に動いているため、虫喰いがありません。
(掲載日:2017年4月 8日 / 更新日:2017年4月 8日)
過労は生命活動に必要な精気(せいき)を消耗します。
(掲載日:2017年3月 8日 / 更新日:2017年3月 8日)
病の原因が人体に不要なものの停滞や蓄積である場合、それを取り除く方法として、使い方によっては人体に悪影響が出かねないものを利用して治療することがあります。
(掲載日:2017年2月 8日 / 更新日:2017年2月 8日)
色とは色や光沢、気とは臓腑のエネルギーや機能をいいます。
(掲載日:2017年1月12日 / 更新日:2017年1月12日)
風水では、財布に古いレシートや使わないポイントカードなど、余分なものがたくさんあると、お金が入るスペースがないので、お金が貯まらないといわれますが、実は人体も同じです。
(掲載日:2016年12月 8日 / 更新日:2016年12月 8日)
戦場では戦況に応じた作戦が重要となります。
(掲載日:2016年11月11日 / 更新日:2016年11月 8日)
中医学と現代医学の大きな違いのひとつに、季節を考えるというものがあります。
(掲載日:2016年10月 8日 / 更新日:2016年10月 8日)
中医学では、健康維持や病気の予防、治療の際、最も大事なことはバランスです。
(掲載日:2016年9月 8日 / 更新日:2016年10月 6日)
「悪む」とは、憎む、恐れるという意味です。
(掲載日:2016年6月 8日 / 更新日:2016年8月19日)
五臓には、それぞれ密接な関係のある体液があります。
(掲載日:2016年7月 8日 / 更新日:2016年8月19日)
五臓は身体的な器官や組織だけでなく、精神・意識・思惟活動などもそれぞれに密接な関係があると考えます。
(掲載日:2016年5月 8日 / 更新日:2016年8月19日)
五臓とは、肝・心・脾・肺・腎の5つの臓をいいます。
(掲載日:2016年4月 8日 / 更新日:2016年8月19日)
ここでいう「禁」とは、禁忌または忌避という意味です。
(掲載日:2016年8月 5日 / 更新日:2016年8月 5日)
中医学や薬膳でいう五味とは、酸・苦・甘・辛・鹹(かん)の5種類の味をいいます。
(掲載日:2016年3月 8日 / 更新日:2016年4月 6日)
ここでいう天気とは、いわゆるお天気のことではなく、天の気すなわち自然界の大気を指します。
(掲載日:2016年2月 6日 / 更新日:2016年2月 6日)
中医学でいう虚実とは、日本漢方のそれのように、体格や体力のことではなく、人体に不必要なものの停滞や蓄積があるのか、それとも人体に必要なものが不足しているのか、という人体の状態を表します。
(掲載日:2016年1月 8日 / 更新日:2016年1月15日)
漢方には、実証(じっしょう)、虚証(きょしょう)ということばがあり、日本漢方では体質を表しますが、本来の意味はそうではありません。
(掲載日:2015年12月 8日 / 更新日:2016年1月15日)
外気の異常な乾燥は、容易に津液(しんえき)を損なうだけでなく、肺の機能にも影響しやすいという特徴があります。
(掲載日:2015年11月 7日 / 更新日:2016年1月15日)
外気の異常な乾燥は人体に影響し、津液(しんえき)を容易に損ないます。
(掲載日:2015年10月 8日 / 更新日:2015年10月 8日)
中医学では、自然界における風・寒・暑・湿・燥・火(熱)の6つの気候変化を六気(ろっき)といいます。
(掲載日:2015年9月 8日 / 更新日:2015年9月 8日)
ここでいう寒とは、冬の寒さや冷房などによる外界から受ける寒さ、あるいは冷たいもの、生もの、水分の摂りすぎなどで体内に停滞、蓄積した冷え、無理なダイエットや偏食、疲労、加齢、慢性疾患などによる熱エネルギーの消耗が原因の冷えなど、中医学的な病の原因となる冷えや寒さを指します。
(掲載日:2015年8月 8日 / 更新日:2015年8月 8日)
ここでいう熱とはいわゆる発熱ではなく、夏の暑さや外界からの熱、あるいはストレスや食餌の不摂生が原因で生じた熱、体液不足によりほてりやのぼせとして現れる熱など、中医学的な病の原因となる熱を指します。
(掲載日:2015年7月 8日 / 更新日:2015年8月 8日)
現代医学の内臓に当たるものを、中医学では臓腑(ぞうふ)といいます。
(掲載日:2015年6月 9日 / 更新日:2015年8月 8日)
「困」には梱包の梱と同じく「つつむ」という意味があります。
(掲載日:2015年5月13日 / 更新日:2015年8月 8日)
中医学でいう精(せい)は、生命活動の根幹を為すエネルギーのことで、腎に蓄えられているため、腎精(じんせい)あるいは先天の精ともいわれます。
(掲載日:2015年4月 1日 / 更新日:2015年8月 8日)
「府」には居場所という意味があり、直訳すると「腰は腎の居場所」となります。
(掲載日:2015年3月 4日 / 更新日:2015年8月 8日)
中医学では、健康維持や疾病予防、治療において、現代医学以上に「食」が大きく関わります。
(掲載日:2015年2月 4日 / 更新日:2015年8月 8日)
生命活動を営む上で、五臓六腑はどれも欠くことのできないものですが、その中でも腎と脾は特に重要な役割を果たしています。
(掲載日:2015年1月14日 / 更新日:2015年8月 8日)
「嬌」には、愛くるしい、なまめかしいなどの意味の他に、弱々しいという意味もあります。
(掲載日:2014年12月 4日 / 更新日:2015年8月 8日)
中医学で血は、脈中を流れる赤い液体で、心身に栄養物質を運び、身体機能や精神活動が正常に行われるようににする、生命活動における基本物質と考え、現代医学でいう血液によく似ていまます。血は脈中、すなわち血管の中を流れるものであり、ここからはみ出したものは、血としてのはたらきを失います。
(掲載日:2014年11月 5日 / 更新日:2014年11月 5日)
中医学では、表裏、虚実、寒熱など、陰陽があらゆる理論の基礎になっています。
(掲載日:2014年10月 1日 / 更新日:2014年9月30日)
自然の風が吹く様子を思い浮かべて下さい。
(掲載日:2014年9月 3日 / 更新日:2014年9月 3日)
中医学では、現代医学の内臓に当たるものを五臓六腑(ごぞうろっぷ)といいます。五臓と六腑は性質が異なり、六腑は主に消化・吸収・排泄・運搬を行います。
(掲載日:2014年8月 6日 / 更新日:2014年8月 6日)
「餘(余)」には、余りの他に延長という意味があります。中医学では、髪は血液の延長と考えられ、血液に余裕がなければ、豊かで光沢のある髪をたくわえることはできないとされています。いいかえれば、髪の乾燥、枝毛、切れ毛、薄毛、抜け毛、白髪、光沢がない、以前より髪の毛が痩せるなど、髪のトラブルは、その人の血液の状態の表れということができます。
(掲載日:2014年7月 2日 / 更新日:2014年7月 2日)
男性は8の倍数、女性は7の倍数で体が変化するというテレビCMがあります。中医学では、腎は精(せい)または腎精(じんせい)と呼ばれる生命エネルギーの源を貯蔵する臓腑で、生殖に大きく関与すると考えます。
(掲載日:2014年6月 4日 / 更新日:2014年6月 4日)
中国ではその昔、皇帝など身分の高い人物が乗る輿には、日射しや雨、風、ほこりなどから守るために、華蓋という見目麗しい大きな傘を差し掛けていました。
(掲載日:2014年5月 8日 / 更新日:2014年6月 4日)
胆は六腑のひとつで肝と表裏関係にあります。肝は精神活動をスムーズにしたり、精神活動に必要な血液をストックしたり、精神と深い関係がありますが、表裏関係にある胆もまた精神活動と密接な関係があります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学の基礎のひとつに陰陽論があります。自然界、人体を問わず、すべての事象は陰と陽の相反するものからなり、互いの存在を証明し、反発しあい、また相互に変化していると考えます。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、六気(ろっき)と呼ばれる風・寒・暑・湿・躁・火(熱)の6つの気候変化があります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
現代医学の内臓に当たるものを、中医学では五臓六腑といい、臓と腑にはそれぞれ異なる特徴があります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
一般に痰といえば、かぜや肺の疾患に罹った時に、のどから出る分泌物を指します。しかし、中医学では、水分代謝異常により作られた病理産物を痰といいます。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
現代医学の内臓に当たるものを中医学では五臓六腑といい、五臓と六腑ははたらきや性質が異なります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、感情変化による身体への影響は、西洋医学以上に詳しく研究されています。過度や長期に渡る精神刺激は、人体の構成成分である気・血(けつ)・津液(しんえき)や、臓腑に影響し、心身の不調の原因となります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学でいう肝・腎は下焦に位置し、肝には血液を貯蔵したり、血流量を調節する蔵血作用が、腎には成長や生殖に関連する腎精(じんせい9と呼ばれる生命エネルギーを蓄える蔵精作用がると考えます。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
暖かい所から、急に寒い所に行った時のことを想像して下さい。寒さで体全体が縮こまり、毛穴も収縮して鳥肌が立ちます。長時間寒さにさらされていると、筋肉が収縮して強ばり、震えたり、肩が凝ったり、頭が痛くなったりします。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
通じないということは停滞、渋滞があるということ。水や空気など自然界の物質はもちろん、政治、経済など社会的なもの、あるいは道路などでも、停滞や渋滞が起こると全てがうまくいかなくなります。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、汗は心の液と考えます。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学でも現代医学同様、心は血液、血管、血液循環と密接な関係があると考えます。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、筋膜や筋腱など筋は肝と密接な関係があると考えます。肝には蔵血作用があり、血液の貯蔵や血流量を調節をしていますが、筋はこの血液によって養われ、その運動に応じて筋に運ぶ血流量も決定されているからです。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
レバーを調理する時には、下ごしらえで必ず血抜きを行います。これはレバーに血液を貯蔵するはたらきがあり、そのままで調理すると生臭くなって、おいしさが半減するから。いうまでもなくレバーとは肝臓のことです。
(掲載日:2014年2月15日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学でいう気には2つ意味があります。ひとつは物質としてのエネルギー、もうひとつは臓腑機能です。
(掲載日:2014年2月14日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、人体はエネルギーや臓腑機能である気、血液である血(けつ)、体液成分の津液(しんえき)などによって構成されると考えます。
(掲載日:2014年2月14日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学では、人体は気・血(けつ)・津液(しんえき)などによって構成されていると考えます。気とは物質としてのエネルギーや熱エネルギーと臓腑の機能のことを、血とは血液を、津液とは涙、汗、尿や、細胞液、骨髄液などの体液成分のことを指します。
(掲載日:2014年2月14日 / 更新日:2014年6月 4日)
中医学における病気の治療法や予防法には、薬・鍼灸・推拿・気功・薬膳などがあり、単独または複合で用います。同じ病気や症状であっても、年齢、性別、体質、症状など個人の特徴や、気候変化、環境など外界からの影響を考慮し、その人にあった方法で治療を行います。中でも薬膳は、中医学的食養生といい換えることができ、人間にとって最も重要な飲食による治療や予防の方法であると同時に、毎日の生活の中で自分自身で続けることが可能という特徴があります(*^_-)d
(掲載日:2014年2月14日 / 更新日:2014年5月19日)